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新築して10年でなぜ?木造住宅のトラブル事例!

新築住宅が10年で…なぜ?

 

10年前に新築で建築した、"夢のマイホーム”。

しかし設計上のちょっとしたミスからおうちの一番大切な柱が腐ってしまうことがあります。

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実際の柱の腐朽写真

 

"なぜ”こんなことが起きたのか?

一般的に柱は、外装材に守られているので

直接、雨風に晒されることは少ないです。

外装材の内部が湿度が高く、通気がしっかりと

取れていないと"結露”が発生します。

 

このおうちは、2つ問題がありました。

・建物が凸凹していて通気が上手いかない

 設計になっていた。

・現場の施工段階で通気の検討をしてい

 なかった。

 

外壁の通気工法は、一般的に広く普及していますが、実は”建築トラブル"のもっとも多い部分でもあります。

特に"リフォーム工事”の時は、見落とされがち

なので注意が必要。

 

対策としては、

①施工写真をしっかり撮る。

②第三者建築士に品質管理を頼む。

③瑕疵保険を活用する(あくまでも事故

 が起きた場合の対策で未然に防ぐもの

 ではない…)

 

私の経験上は、シンプルな形の建物ほど

トラブルは少ない。

『でも、デザインにもこだわりたい!』

そんな人は、やはり信頼できる第三者

建築士にお願いするのが一番です。

 

柱や梁などの構造材の劣化は、耐震性を

損ね人命が危機に晒される状況を生み出

しかねません。

 

しっかりとリスクを理解してより良い

おうち造りを。

 

では…又(^^)。