おうちが傾いた⁈震災や地盤沈下・・・こんなときは
”おうち”が傾いている気がすると相談を頂くことがあります。
震災や地盤沈下、施工不良など原因はいろいろ、
沈下修正の方法もいろいろ・・・
【沈下修正工事】
地盤沈下・地滑り・盛土の体積圧縮・地震による地殻変動などによって起きる地盤の変化に伴った建物の沈下や変形を直し、安定を取り戻すための工事です。
【工法の種類】
①鋼管杭圧入工法
②耐圧版工法
③鋼管杭圧入・耐圧版工法(併用工法)
④土台上げ工法
⑤空隙注入工法
①鋼管杭圧入工法
支持層まで鋼管杭を圧入して、傾きを直し再沈下を
防止する工法。
②耐圧版工法
支持地盤から改良地盤を作り、傾きを直す工法。
③鋼管杭圧入・耐圧版工法(併用工法)
鋼管杭圧入工法と耐圧版工法の併用工法。
④土台上げ工法
基礎はそのままで、土台よりも上にある建物だけを
持ち上げる工法。
⑤空隙注入工法
建物の下にある空洞にセメントミルクを注入し、基礎下の地盤
を安定させる工事。
どの工法を選択するかは、沈下の原因や地盤の状態、近隣の状況
など様々な条件を総合的に判断すること、震災時は地震保険の
金額に合わせた提案をする沈下修正工事業者が多く見られます、
コストはもちろん大事ですが、なにより大事なのは”安心して暮ら
せる”こと、将来のリスクもしっかりと確認して工法選択を。
又、工法を選択する前に地盤調査をいれるのは有効です。
地盤の地層や地質、水位など様々な情報を基に診断を行い
選択の参考にします。
住宅の基礎、構造も重要な要素です。
沈下修正工事が完了しても終わりではありません、おうちの構造
に無理な負荷がかかり変形や不具合が起きていないかしっかりと
確認することをお勧めします。
沈下修正工事の事業者は、建築会社ではないことを忘れない
ことが重要です。
では…又(^^)/。