新築住宅の基礎にヒビ!?大丈夫?
新築住宅の工事中に基礎にヒビが、大丈夫か不安なので見て欲しいと依頼を受け現地へ!
コールドジョイントの典型的な状態。
『コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートが固まり、後から打つコンクリートと一体にならなかった部分(継ぎ目)です。』
【問題点】
・構造上、防水上、問題のある箇所に発生する
・構造的な欠陥で、せん断力の伝達に問題がある
コールドジョイントの問題は、構造的な欠陥であることです。さらに、防水上の欠陥です。一体化してない継ぎ目なので、ひび割れやすく、そこが水道(みずみち)となります(水道から雨水が入り、劣化する)。
打ち継ぎや、コールドジョイントは、せん断力の伝達に問題があります。よって、打ち継ぎは「せん断力が小さい箇所に設ける」のです。コールドジョイントは、意図しない位置にできるので、構造部材本来の性能が発揮できない可能性があります。
メーカーは、問題なしと説明しているよう…
必ずしも構造上の重大な欠陥とは言いませんが…
おうちにとって最も重要な基礎、問題無しとする根拠、補修方法などしっかりと説明責任を果たして欲しいものです。
では…又(^^)。